転職とは、実力と運とタイミング!!
こんばんは。
転職ケイカクのyasaoです。
面接官から採用合否に関係ないですけど、持病をお持ちでないですか。
また、家族の介護が必要なことはないですか。
こんな質問されたら、あなたは何と答えますか?
A、はい、腰痛持ちですが、シゴトには支障ありません。
B、ハイ、親の介護が必要ですがシゴトには支障ありません。
どちらも、正直に答えて素晴らしい。そう思います。
しかし、企業側からあなたはどのように見えているでしょうか。
今回は、企業があなたを採用する「リスク」について考えてみましょう。
企業があなたを採用するリスク(不安)とは
・うちの会社で活躍してくれるかな
・あなたを信頼、信用できる人かわからない
・過去に犯罪例などないかな
・遅刻や無断欠勤しないか心配だな
・体調不良で長期欠勤しないかな
・人間関係大丈夫かな
・すぐに辞めないかな
・上司や同僚に悪態ついてこないか など
企業側は、人手が欲しくてあなたを採用しますが、その反面では少しでも(リスク)を回避したい思いがあります。
あなたも、転職先を失敗したくないと思うように、企業側も採用を失敗したくないと思っています。
面接のとき、「面接の合否には関わらないですが」ご自身で足や腰が痛いことや、持病などはお持ちでないですか。
また、ご家族を介護をしなければならない方はいませんか。
その採用(失敗したくないと思う)リスクを少しでも抑えるために、このような質問をしてきます。面接の合否に関係ないと言われますが、「大いに関係あります」
仮に1名の採用枠しかない場合
あなたと同じ容姿、同じ実力の方が、同じ日に面接したとしましょう。
Aさん 持病はなく、介護の必要もなく至って健康。と偽って回答。
※本当は腰痛持ちで、介護も必要。
Bさん 腰痛持ちで親の介護が必要だと正直に回答。
企業はどちらを選択するでしょうか。
恐らく、Aさんを採用すると思います。
Aさんも、Bさんも仕事に支障はないと言っていますが、仕事上腰痛が悪化する「リスク」や「介護」で病院などに付き添いが必要になり、急に休まなければならない日が出てくる「懸念」があるからです。
その職場に人数で余裕があれば、問題なさそうですが、人手が欲しいイコール人手不足の場合、急に休まれることが「リスク」になりかねません。
Aさんと、Bさんを比べたら「リスク」が少ないAさんを採用し、Bさんは不合格になる確率が高いです。
面接官が短い面接時間で、Aさんが偽っていると見抜くことは到底できません。
不採用になったあなたは、腰痛のことや介護を理解してくれない会社なんて
こちらから願い下げだよ。なんて思うかもしれませんが、そのような回答を続けていては、
どの会社の面接を受けたとしても、不採用になる確率が高くなると思われます。
それを理解してくれる会社が少ないのが現実です。
では、どのように回答したら良いのでしょうか。
正解は……ありません。
なぜなら、あなたを選ぶのは人だからです。
その面接館が腰痛持ちで、介護をしてる方でしたらあなたを理解してくれるかもしれませんし、腰痛もちで介護をしていても他人事で理解を示さず、不採用にするかもしれないからです。
ただ、私なら「腰痛持ち」で「親の介護」の必要があったとしても、
現時点で仕事に支障がないのであれば、Aさんと同じように回答します。
今後、仮に支障がでてくるのであればその時に上司へ相談します。
面接であなたを選ぶ面接官は人。
その人に少しでも「リスク=不安」を感じさせないような対応が必要だと感じます。
面接では上記内容のとおり、全てを伝える、伝えないを参考にして頂き面接対策の一環にしていただけますと幸いです。
(注意)
本内容は面接で偽ることを勧めているわけではありません。
嘘はいけませんが、全てをさらけだし伝えていいことや、言わなくても良くないことを参考にしていただければと思います。
厚生労働省のガイドライン、公正な採用選考の基本に則り面接を行うのが基本となっており、面接官が応募者の病気のことや親の介護のことを聞くのは本来であればNG。
しかし、内容を理解しないまま面接を実施する企業は、未だ多数あるのが現実です。
介護は本当に大変なことでご苦労だと思います。
公正な採用選考の基本であり、雇用条件・採用基準に合った全ての人が応募できる原則を確立することが記されていますので、雇用条件に満たしているのであれば面接官に全てを伝える必要はないと考えます。
言い換えると、面接の時点で明らかに応募企業の雇用条件に満たしていない状態だと、事実を伝える必要があります。
その他、持病につきましては企業側が「安全配慮義務」を負うため、病状によっては伝える必要がありますのでご理解をお願いいたします。